よくある質問

先日も撮影したが、身体に影響はないのですか?
何回も撮影して大丈夫?

1回のX線撮影で用いる放射線量は、1年に自然から受ける放射線量約2.4mSvと比べても少なく、身体的影響が現れることはありません。

例えば胸部正面の撮影の被ばく量は自然放射線の約20分の1で、これは東京からニューヨークに飛行機で行くときに受ける宇宙線の量とほほ同じです。

放射線による発ガンは、放射線に対する感受性が高い組織でも200mGy以下の場合は自然発生のガンと見分けがつかないとされています。(原爆調査の結果より)
通常の放射線を用いた検査でこの値を超えることはなく、身体的影響はないと考えられます。

赤ちゃんや子供に悪影響はないのですか?

赤ちゃんや子供は成人に比べて細胞分裂が活発なため、放射線に対する感受性も高いですが、その中でも一番感受性が高い胎児に何らかの障害が起きてくるのは、120mGy以上の放射線を受けた場合です。

通常の検査では、それよりもはるかに少ない放射線量しか用いませんので、放射線による影響はないと考えられます。

妊娠に気付かずに腹部CTを撮影したが大丈夫ですか?

CT検査はX線単純撮影よりも被ばく線量が多く、骨盤部を含む腹部CTの場合、生殖腺に受ける線量は14~20mGyです。
胎児への影響のうち、形態異常に関しては、100mGyを超えない限り発生しないことがわかっています。
発ガンや遺伝的影響に関しては原爆などの調査で、自然発生のものと見分けがつかないとされています。

CT以外の検査(上部・下部消化管検査、核医学検査など)や撮影では、用いる線量がCTより少ないので、影響が起こることはないと考えられます。

病室のポータブル撮影で看護師やお見舞いの人は退室するのに、隣の患者さんは退室させなくてよいのですか?

病室で行われているX線撮影は、周囲に影響を与えるような放射線量ではなく、隣の患者さんに対しても影響ありません。
周囲の人に退室してもらうのは、撮影中不要な放射線を少しでも受けるようなことがないように配慮していることと、撮影される患者さんのプライバシーの保護のためです。

胸部のX線撮影で、腰の防護をするときとしないときがあるのはなぜですか?

生殖腺は放射線感受性が高く、妊娠の可能性がある女性の撮影に際しては細心の注意が必要になるのですが、胸部X線撮影では、撮影する胸部だけにX線が当たるよう照射範囲を絞っています。
仮に妊娠していても影響の要因になる量を生殖腺に受けることはなく、プロテクタを使用しなくても心配ありません。

最近は撮影機器や技術の精度が高くなり、プロテクタの使用法は今後統一されていく方向にあります。

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