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MRI検査(検査について)About Inspection
MRI検査とは?
MRIとは、Magnetic Resonance Imaging といい、磁気共鳴イメージングと訳します。
強い磁場の中に入り、電波をかけて体内をいろいろな角度から断層面を得る検査方法です。
検査時間は、CT検査に比べ長く一般的に20分~30分くらいです。
(検査によっては1時間の場合も。)
ちょっと詳しく
強い磁場
MRI装置には1.0T・1.5T・3.0Tなどの磁場があります。(Tはテスラと呼びます)
1T(テスラ)=10000gauss です。
1.5T装置開口部では、磁性体の質量を約30倍の力でひきつける力があります。
非常に大きな音
電波を出すときに、電流が流れ装置内のコイルが揺れるために大きな音が出ます。
この大きな音は電車のガード下や工事現場と同程度であると言われています。
撮像する画像には種類がある
電波を当てて人体の中に存在する水素原子から出る信号をもとに画像を得ていきます。電波の当て方によって違った色味の画像を組み合わせて撮像していくため検査には時間がかかります。
また、検査によっては画像に濃度の差をつけるため造影剤(主にガドリニウム)を使用する場合があります。
MRI検査の注意点
MRI検査は、強い磁場によって熱感が発生する可能性があるため、金属類・機器類には火傷等の恐れがあり特に注意が必要です。
外せる金属類
例:装飾品 入れ歯 ラメ入りの化粧 カラーコンタクトレンズ 使い捨てカイロ 貼り薬 補聴器 など
外せない金属類
例:脳血管のクリッピング 脳室ドレナージ 脊椎の固定金属 人工関節 刺青(含量に金属がある可能性) など
機器類
例:ペースメーカー 持続点滴などの装置 神経刺激装置 人工内耳
※ ペースメーカーや除細動器のある方は原則検査を受けることが出来ません。しかしMRI対応のペースメーカーで検査前後に設定を変更することで検査を受けられる場合があります。検査を受ける際は必ず医師に確認してください。
その他
例:磁気カード 携帯電話 車椅子 杖 装具 など
この注意は、一般的であり検査施設によっては異なることがありますので、必ず検査を受ける施設の指示に従ってください。